2008年10月22日

MB専用テスター「DAS」でリフレッシュ!!

近年のメルセデス・ベンツは特にコンピュ-タ-によるフル制御化が進み、メンテナンスには最新システムを装備した専用の診断機が必要不可欠になります。 「DAS」は、正規販売店が使用する診断テスターと同等のシステムを採用しており、メルセデスベンツの整備において強力なサポートとなるシステムです。
では、このMB専用テスター「DAS」でどのような部分を診断するのかを今回解説します!!


MB専用テスター「DAS」でリフレッシュ!!


主に車両状態を管理する次のコントロールユニットの診断ができます。

EGS-エレクトロニック・トランスミッション・コントロール
ME -エンジン・エレクトロニクス
ESP- エレクトロニック・スタビリティ・プログラム
BAS- ブレーキ・アシスト・システム
AB-  エアバック
EZS- エレクトロニック・イグニッション・スタータ・スイッチ
DBE- ルーフ操作ユニット
UBF- アンダ・オペレーティング・フィールド
PSE- ニューマチック制御ユニット
SAM- シグナル検出および制御モジュール
TSG- フロント・ドア・コントロールユニット
LWR- ヘッド・ランプ光軸コントロール
KIW- メンテナンス・インターバル・インジケーター付インストルメント・クラスタ
PTS- パークトロニック・システム
KLA- クライメート
ABC- アクティブ・ボディ・コントロール
バッテリー電圧 などなど


専門用語をならべてもあまり解らないですよね(笑)!!

もっと具体的に申し上げますと、例えば車両の故障で電動パワーシートがまったく動かなく不便で仕方がないとします。

MB専用テスター「DAS」でリフレッシュ!!MB専用テスター「DAS」でリフレッシュ!!










「DAS」が存在しない時代、この故障原因を調べる為には考えられる部品を一つ一つ交換しながら原因を特定していくという方策しかありません。ここで言うと、ドア部についている電動パワーシートのスイッチ、シート下部にあるコントロールユニット、コントロールユンットからパワーシートまでの配線上に不具合がないかなどです。しかし、この「DAS」で診断することにより不動となっている方のドア・コントロール・ユニット(上記で言うTSG)の故障メモリーを見ただけで故障原因が一発で特定され、尚且つその修復作業に関するアドバイスまでしてくれます。これにより原因を特定するまでの作業時間が大幅に短縮され、的確な修理が実施できるという訳なのです。なんて効率がいいのでしょうか!!賢い「DAS」にかかれば原因特定が難しい全ての配線や指示系統がチェックでき、配線ショートや不動になっている部品を容易に発見できます。

ちなみにこの「DAS」という診断機は非常に高価なもので新品で118万円もするんです!!
しかも、年に1~2回はソフトウェアのバージョンアップが必要なのです。そのバージョンアップにも約5万円程度費用がかかるんです!!
ニューモデルの登場やマイナーチェンジなど、次々に新たなかたちの車が発売されるため常にどのモデルにも適応する対応力を持ち合わせていなければいけないという理由からです。「DAS」を使用しコンピューター診断するだけで費用が発生するのはこれらの理由からなのです。なんとなくご納得いただけたでしょうか!?

当社では納車前点検整備の際、このMB専用テスター「DAS」を使い全車診断を行っております。この「DAS」が“無い”のと“有る”のでは納車時の車両状態が全く違うわけです。外観上はリフレッシュされていても車両状態を管理するシステム自身がFaultつまり欠点だらけなのです!!
これを完備している工場であるかどうかも近年の"車選び"には欠かせないチェックポイントともいえるでしょう!!

これをご覧いただいた方は良いマメ知識が増えましたね!!

全車「DAS」診断納車整備で安心と信頼の輸入車選びを


タグ :DAS

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Posted by 輸入中古車 at 01:07│Comments(0)東京世田谷
 
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